星田オステオパシー
2008
考える技術 大前 研一 講談社 このアイテムの詳細を見る |
あんまりにも精神世界系に偏りすぎていたので今度は現世バリバリ系で大前研一さんの本を読んでみた。大前研一と言えば世界のオーマエ。7-11時代にバイトのY君から教えてもらって読んだのがきっかけだったなぁ・・そのY君は天より与えられた運命の持ち主で、大前研一のファンをやっていたらアメリカの大学に入ったところその息子と同じクラスになって友達となり・・と言う、漫画みたいな人生を送っていた人。今頃何やってるんだろうなぁ・・誰もが彼みたいに生きたいと思うような人でしたな。
ま、で、実はここ何年か大前さんからは離れていたのだけど、こないだ図書館で目に留まったので借りてみた。いやぁ、良い本でした。論理的に思考するってのはこいう事ですよ~と教えてくれてる本です。僕も大学時代に興味があって論理学なんて授業を取ってたけど、この本の方が現世的で良いですね!
メモ
論理を支えるのは圧倒的な量と質の証拠である。その積み上げがあって初めて結論が出る。
出し方・・(フィールドインタビューなどを繰り返し)ピラミッドストラクチャーと言う構成法を用いる。重なりがなく、漏れが無いように情報を集めるわけだ。そして情報を分類し、整理する。そしてあるデータなり証拠からある結論が導き出されると、その結論はまた次の証拠に対するデータになる。必然、頂点には結論が一つだけつみあがると言うわけ。
1:データや事項を分析・検討し、導き出された結論・主張ををリストアップする
2:リストアップしたものを、類似テーマごとに分類してグループを作る
3:同一グループ内での結論・主張を順序別に仕分ける
このとき、因果関係にあるものは原因を下に、結果を上におく。同じプロセスの一部にあたるものはステップの早い順に置く。また並列的な関係にあるものについては、時系列で発生の順(過去・現在・未来)、大きさの順、社会慣習(北海道から沖縄へなど)、重要性などによって順序を作り、横に並べると良い。
4:同一レベルに共通した結論・主張を検討し、そこから導かれる結論・主張を一段上に位置づける。
5:以上の作業を繰り返して全ての主張がピラミッドを完成するまで繰り返す。
人に何かを提案してやってもらう場合には、いくつか候補があっても最も効果的と思われる部分のみをやってもらうようにしなさい。一つだけなら出来るしやってくれるもの。
人に納得してもらおうと思ったら、徹底的に生の証拠を集めて論理的に示してゆくしかない(感情面でのフォローももちろん大事だが)
なんか色々と使えそうな事が多い本でした♪
施術者:田和燦一(たわひろかず)
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